このページでは、英語リスニング、および英語トレーニング学習のおすすめ本をご紹介します。
リスニングスキルを上げるためには、音読・シャドーイング・ディクテーションといったトレーニング学習が基本となります。
リスニング学習用の英語素材もあります。
リスニングのための発音練習
英語耳
リスニングのために発音を練習する本。多くの日本人は、英語を聞いたときに知っているカタカナ発音に置き換えてしまう。英語が聞き取れない理由はここにある。
「発音の必要性」をじっくり解説しているので、発音練習のモチベーションをあげてくれる。音素の練習、音声変化だけではなく、発展練習のためのガイドも豊富。
音読
音読のトレーニング解説も参照 → 音読
音読パッケージトレーニング
音読、リピーティング(リテンション)、シャドーイング、リスニングを組み合わせるトレーニング。1つの英文素材にたいして、声に出す練習を多角的に行う。
瞬間英作文の著者による人気教材。音読パッケージと瞬間英作文をセットで行うことを勧めている。
音読で鍛える英会話
著者は、NHKラジオ英語の元講師である岩村圭南氏。機能表現を60シーン収録した音読教材。レベルは中学2年程度。
短めのセンテンスを利用したり、同じ英文でダイアログとモノローグを構成するなど、音読トレーニングしやすい工夫が随所にある。
究極の音読プログラム 初級コース
スロースピード・リスニング 、文法解析、スラッシュ音読、シャドーイングの4ステップで学習する。反復するのはシャドーイングのプロセス。
スラッシュごとに内容を把握しながら音読する「スラッシュ音読」に特徴があるプログラム。
英会話・ぜったい・音読
著者は、音読の普及に力を尽くした国弘正雄氏。「中学3年の英語教科書」から素材を抜き出して音読素材にした。
共著者の千田潤一氏によるトレーニングガイドも付属している。
シャドーイング・同時通訳式トレーニング
シャドーイングのトレーニング解説も参照 → シャドーイング
究極の英語学習法 K/H System
シャドーイング、リテンション、スラッシュリーディングといった負荷の大きいメソッドを繰り返す。少ない分量の英文を時間をかけて徹底的に学習する。
実際に講師がシャドーイングをやってみせる講義CD付属。シャドーイングを日本に普及させた重要教材。
究極の英語学習法 はじめてのK/Hシステム
同時通訳式のシャドーイングを解説した「K/Hシステム」の初中級バージョン。
TOEIC 450~650点レベルの学習者が対象。構文分析にもページ数を割いている。
決定版 英語シャドーイング超入門
中学英語レベルの素材を使ったシャドーイング教材。講師と生徒がシャドーイングをやってみせる実技CD付属。
シャドーイングだけでなく、マンブリングやシンクロ・リーディング(=オーバーラッピング)といった複数のトレーニングを組み合わせる。
ディクテーション
ディクテーションのトレーニング解説も参照 → ディクテーション
日本人は英語のここが聞き取れない
アルクの通信講座「ヒアリングマラソン」の投稿コーナー「ディクテーション・コンテスト」をまとめた教材。
受講生が投稿した5000件の分析データから、多くの人が間違えた聞き取りのポイントを紹介する。
スラッシュリスニング
超英語思考リスニング
英語の語順で理解するためのスラッシュリスニングを行う。チャンク(意味のまとまり)毎に区切った英語音声を使って、前から意味を把握するようにする。
中学レベルの簡単な英語だが、フレーズを連続させることでリスニングの難易度を上げる工夫がある。
英語スラッシュ・リスニングトレーニング
スラッシュごとに日本語訳を声に出すサイト・トランスレーションを行う。
ニュース英語が素材なので、中級レベル以上が対象。
シャドーイングとセットで行うことで、高い学習効果を発揮する。
ダイアログ(会話)のリスニング素材
NHK関連の書籍教材
NHKラジオ英語講座の内容をまとめた書籍教材が出版されている。
ラジオ講座は良質なダイアログ素材を提供しているので、1年分の講座がまとまった書籍はお得感がある。
以下、ラジオ講座をまとめた書籍教材を紹介しているページ。
ダイアローグ1800 / Basic1200
ダイアローグ(会話)の中で英単語・熟語を覚えようというコンセプト。
最大の特徴は、英文(音声素材)の量が多いこと。英語は平易で聞き取りやすく、事実上のリスニング教材。
ビジネス英会話
ビジネスシーンのダイアログ素材については、以下のページへ。
ミーティング、交渉、プレゼンなど様々なビジネスシーンでのダイアログを提供している。
物語のリスニング素材
多聴多読マガジン
ネイティブ児童向けの洋書Graded Readersをテーマにした英語学習誌。
Graded Readersは多読素材として有名なのだが、この雑誌は「多聴」用に音声CDも付属している。やさしい英語で書かれたストーリーのリスニング練習に最適。
Short Stories(NHK エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)
やさしい英語のストーリーを放送するNHKラジオ「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」から、「オリジナル・ショート・ストーリー」をまとめたもの。
中学英語レベルのやさしいリスニング素材として最適。小さな挿絵をちりばめる工夫もいい。
「Short Stories(NHK エンジョイ・シンプル・イングリッシュ)」のレビュー
改訂版 ディズニーの英語
ディズニーのアニメーション映画をやさしい英語でリライトして、フルカラーの絵本になった。シリーズには多くのタイトルがあるので、好きな物語で学べる。
「フレーズ&文法チェック」や「英語で日記」もある。初級から中級レベルの「大人のためのストーリーブック」。
スピーチのリスニング素材
TEDで学ぶ英語
カルフォルニアで毎年開催されている講演会。各界の著名人が自らの業績をスピーチする。
ネットで無料公開されているので、英語学習者にとってのリスニング素材としても注目されている。
公式サイト、公式アプリ、Youtubeチャンネルの他、数多くのメディアでも転載されている。
英語で聴く 世界を変えた感動の名スピーチ
17名の歴史的なスピーチを収録している。
一般の人々に向けたスピーチは、小難しい表現は使われない。やさしい英語が使われているのでおすすめのリスニング素材。
各センテンスには番号が振ってあって参照しやすい。
シリアスな内容がほとんどだが、メッセージはどれも力強い。
スティーブ・ジョブズ伝説のスピーチ&プレゼン
ジョブズのスタンフォード大スピーチと新製品プレゼンを収録。
その他に、ジョブズの功績を振り返るCNN番組や伝記本著者へのインタビュー。
コンパクトにまとまっていて、教材としての使い勝手もいい。
大杉正明のCross‐Cultural Seminar
日本とアメリカの文化の違いをテーマにしたトークを60本収録。
英語ネイティブのスーザンさんによる自然体のトークが魅力。
トークの長さも難易度もバランスが良く、リスニング素材としてお勧めの教材。
「大杉正明のCross‐Cultural Seminar」のレビュー
ニュース英語のリスニング素材
速読・速聴英単語
ニュース記事を素材にして、リーディングとリスニングの学習をする。
音声は2通りのスピードで収録されている。英語圏のニュース放送で話される平均スピードのfast speedと、ゆっくり吹き込んだslow speed。
ニュースで学ぶ英語
ニュース英語の教材については、数々の教材が出版されている。
素材だけならネットでいくらでも無料で手に入るが、書籍教材には特有のメリットある。英語学習に適したニュースが厳選されていたり、和訳と解説がついていたり、内容把握クイズがあったりなど。