大杉正明のCross‐Cultural Seminar


CD付 大杉正明のCross‐Cultural Seminar

著者:大杉正明, スーザン岩本
出版:ディーエイチシー
発行日:2008/8/1

日本とアメリカの文化の違いをテーマにしたトークを60本収録。

NHKラジオ英語の人気講師だった大杉氏がナビゲーターとなり、英語ネイティブのスーザンさんが数分のトークを披露する。

2006年から2010年まで続いた人気Podcast番組「Cross-Cultural Seminar」を書籍化。

大杉氏の”What’s new today?”

大杉正明氏といえば、1990年代NHKラジオ英会話の人気講師だった。

当時、ラジオ講座の冒頭でアシスタントが1分ほどのトークを披露するコーナーがあった。

大杉氏が”What’s new today?“と呼びかけて、英語ネイティブのアシスタントが日本で暮らしていて気づいたことを英語で話す。

そのコーナーを書籍化した教材も発行されている。

ポッドキャスト番組「Cross-Cultural Seminar」もその流れを継いだもの。

冒頭に大杉氏が

“What’s new today?”

と呼びかけて、英語ネイティブによる短いトークが始まる。

トークの内容についても、日本文化についての話題が多くて、連続性が感じられる。

生トークだから面白い

本書には以下のようなトークが含まれている。

  • Allowance and Chores:米国の子供のお小遣いについて
  • Use of Titles in the US:上司をファーストネームで呼ぶこと
  • University Student Fashion:大学生のファッションについて日米の違い
  • Resumes and Interviews:就職活動の履歴書と面接について日米の違い
  • language Learning Tips:スーザンさんはどのように日本語を身に付けたか
  • Commuting by Train:満員の通勤電車について日米の違い

上記は一例で、このようなトークが60本収録されている。

日米の文化の違い、そしてスーザンさんが日本文化に触れて感じたことなど。

1つ1つのテーマは数分の短いトークとなっているが、興味深い内容ばかりだ。

なぜ本書の内容が面白いかといえば、すべてスーザンさんの等身大のトークとなっているからだ。

日米の文化を語るときに、日本での滞在歴が長いスーザンさんは自らの経験として語ることができる。

英語教材として作られたスクリプトにはない「自然体のトークの魅力」がある。

貴重なリスニング素材

このような自然体のトークは、書籍教材の中ではけっこう珍しい。

英会話教材のスクリプトは山ほどあるのだが、英語ネイティブによるごく普通のトーク集はあまりない。

しかも、日米文化の比較といった親しみやすいテーマなので、本書は貴重なリスニング素材といえる。

使われている英語表現は、レベル的には高校初級くらいだろうか。

難しすぎることもなく、だからといって不自然に簡単でもない。ごく一般的な英語のトークだ。

本書の英語が理解できれば、実際の英会話もなんとか聞き取れそうな気がしてくる

日本語訳を見て、こういう内容をどのような英語にしているか?という発信型英語の視点からも学ぶことができる。

本書は、内容も面白いし、ちょうど良い長さのトークが60本入っている。リスニング素材として特にお勧めの1冊。

 

続編もリリースされている。

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