このページは、政治・経済・社会などの英語ニュースを題材にしたおすすめ書籍教材の一覧です。
英語のレベルはやや高くなるので、効果的に学習するには中級以上の実力が必要となります。
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英語ニュース教材の特徴
英語圏のニュース番組は、アンカー・レポーター・取材対象の軽快なやりとりが印象的。日本のニュース番組の中ではあまり感じることのない「スピード感」を楽しむことができる。
通常の英会話教材とは異なり、ニュースは難しい英単語が次々と出てくる。ボキャブラリーの重要性を痛感する。
書籍教材のメリット
今の時代、ネット上にいくらでも英語ニュース素材がある。書籍教材は必要ないようにも思える。
しかし、ニュース英語をテーマにした書籍教材は以下のメリットがあるため、未だに根強い人気がある。
- ニュースが厳選されている。
- 和訳や解説がある。
- 書籍によっては内容把握のクイズがついている。
- 限られた分量の素材を繰り返し学習するのに向いている。
上級者が大量に聞き流すなら、ネットの無料素材の方がいい。
限られた分量のニュース英語を繰り返し学習したいなら、書籍教材を検討する価値がある。
英語ニュースを素材にしたおすすめ書籍教材
CD付 トップダウン方式 ニュース英語のリスニング
トップダウン式というのは、ニュースのメインアイディアを掴んでから、ディテールを聞き取ること。
内容把握をガイドする穴埋め問題があり、最初に大筋を聞き取るようにガイドして、その後ディテールへと進む。
▼ニュース英語の名著者
著者の森田勝之氏は、ニュース英語教材の分野で昔から知られている。20年以上前に「ニュース英語のリスニング」をやってみたが、やたら面白かった記憶がある。
ニュースの内容そのものが面白い。何度聞いても飽きなかった。当時、1つのニュースを100回以上聞いて勉強した。
はじめての英語ニュース・リスニング
→ はじめての英語ニュース・リスニング(Amazon.co.jp)
アメリカの国営放送VOA(Voice of America)の中から、やさしい英語放送 Special English を素材にした教材。
現在、”Special English” は、”VOA Learning English” と名前を変えている。
1500語程度のやさしい語彙を使って、ナレーターは毎分100語程度でゆっくりとニュースを読む。各ニュースは1分程度で短い。
VOAについては、「VOA 公式アプリ」でも詳しいレビューを書いているので、そちらも参照してほしい。
英語力に自信はないけど、ニュースを素材にした英語で勉強したい。そんな人にとっては、VOAは有力な選択肢となる。
The NEWSHOURリスニング
→ The NEWSHOURリスニング(Amazon.co.jp)
米国の公共ネットワークPBSの「ニュースアワー」から。(本書は、日本で放映している「NHK BSニュース」とタイトルにある)
「ニュースアワー」は米国の超定番ニュース番組で、とにかく面白い。アンカーとレポーターの軽快なやり取りが印象的。
時事英語であると同時に、ダイアログ(対話)のリスニング練習にもなる。
本書は、1990年代の伝説のアンカー「ジム・レーラー」時代のもの。
90年代のニュースといっても、本書に掲載されているテーマは「オフィス革命」「教師能力試験」「ホロコースト生存者」「殺人を犯した子ども」という内容なので、古さを感じずに学習できる。
傑作の英語素材:スポット・アナウンスメント
AFN最強の生英語リスニング
→ AFN最強の生英語リスニング(Amazon.co.jp)
米軍放送網のAFNからのスポット・アナウンスメントをテーマにした教材。いわゆる「ラジオCM」教材。
AFNは番組の間に公共CMが入る。1分程度の生活上のアドバイス、催し物の案内、青少年の非行防止など。
読み上げ形式のものもあれば、コメディ形式、ドラマ仕立てのものまであって、生活感溢れる内容とともにそれらの工夫が面白い。
普通の商品CMよりも公共CMの方がなぜか面白い。しかもラジオCMなので、リスニング教材として最適。
数ある英語素材の中でも指折りの面白さで、ハマること間違いなし。
読み上げスピードがかなり速いので、中級以上向け。