このページでは、ビジネスライティングに役立つおすすめの英語教材を紹介しています。
→ 通常の英文ライティングについては「英語ライティングのおすすめ本」へ。
ビジネス英文メール
ビジネスで使うEメールには一定のパターンがある。それに精通してしまうことがビジネスライティングのポイント。
ネイティヴチェックで鍛える ビジネス英文ライティング 第2版
「ネイティヴチェックで鍛える ビジネス英文ライティング 第2版」のレビュー
事例の英文を羅列されても学習意欲がわかないし、学習ポイントが見えてこない。そこで、本書をお勧めしたい。
緻密に計算されたビジネスライティング教材。ビジネスEメールの書き方の解説から始まり、「依頼する」「提案する」といった41の基本テーマ、「見積もり」「受注」といった57の事例練習。
単に模範英文を示すのではなく、ありがちな間違いを赤ペンで訂正している。これによって学習ポイントが明確になるので学習効果が高い。
著者はお馴染みのデイビッドセイン氏。安定感のある教材を多数執筆している。
関谷英里子のたった3文でOK!ビジネスパーソンの英文メール術
「関谷英里子のたった3文でOK!ビジネスパーソンの英文メール術」のレビュー
すべての英文メールを3文(3センテンス)で紹介している。伝えたい内容を端的に伝えることが狙い。
3センテンスだからこそ、英文メールの「伝えるべき内容」がよくわかる。そして、短くシンプルな英語を使っているから、「自分でも書けそう」と自信になる。
はじめてビジネス英文メールを学習する人におすすめ。
英文メールのAtoZ
NHKラジオ「入門ビジネス英語」をまとめた書籍。おすすめの英文メール教材。
48の場面別・トピック別に英文メールの文例を解説している。
全メールについて登場人物の設定がある。メールの送り手と受け手の背景がわかるので、英文の内容が頭に残りやすい。
各文例の解説は、その場面・トピックのEメールで「何を書くか」にフォーカスしている。実際に英文メールを書くときに参照したい内容。
英文ビジネスEメール実例・表現1200
1200もの例文をシステマティックに紹介。
ビジネスシーン別に100のEメール文例。そこで置き換え可能な1200の例文を紹介する。
すべてのメールは「書き出し」「主文」「結び」の3ステップで書かれていて、それぞれのステップ毎に例文が紹介されている。
さらに巻末には、目的別で例文・文例を逆引きできる索引がついている。英文メール教材として模範的な編集。
英語のお手本
Eメールを中心とした職場の丁寧表現ハンドブック。ライティングに限った本ではないが、ほとんどの項目はEメール文例となっている。
1項目が見開き2ページで解説されていて、Eメール文例と重要表現がコンパクトにまとまっている。
ボリュームが抑えられているだけに通読しても負担はない。ひと通りのEメール文例に目を通す気になる。
最初の章(0章)の「敬語の調節方法」といったアドバイスもいい。
英文スタイル関連
形式・語法・句読法など、ライティングルールの教材。
ビジネス英語ライティング・ルールズ
「ライティングの心構え」「句読法(くとうほう)」「文法・語法」の3章からなるが、英語ライティングの句読法が中心となる。
句読法とは、カンマ、ピリオド、コロン、セミコロン、大文字といった記号の使い方のこと。
ライティングで欠かせない知識となる句読法が一気にわかる便利な本。
英語ライティングルールブック
ライティングの文法・語法・句読法を網羅した本。本棚に揃えておいて、必要な部分を辞典のように拾い読みしたい。
例文と解説があるだけではなく、複数の例文を比較している。○△×の評価によって、より自然な英語を見分けるセンスを養う。
Google検索を使って英文を完成させる
ビジネスで使う英文にはパターンがあるといっても、文例に頼ってばかりはいられない。自分で英文を書かざるをえないこともある。
そんなときに役立つのは、Google検索を使って正しい英文を書く方法だ。
Google 英文ライティング
英文を書いていれば、わからない部分が出てくる。
「この部分の英語表現がわからない」「ここにどんな前置詞が入ればいいかわからない」「どんな動詞を使ったらいいかわからない」など。
そんなときはGoogle検索すれば解決する。そのやり方を具体例で解説した本。
英語のライティングにおいて欠かせない知識となる。
ライティングを根本から鍛える
直近の必要に迫られている人でないなら、ビジネスにこだわらずに英文のライティング力を鍛えることをお勧めしたい。
英語「なるほど!」ライティング
英文を書くポイントを上手にまとめている。明瞭で具体的な「英語らしい英語」を書くコツが身に付くオススメ教材。
日本語ネイティブにとって、その言語的な特性から無意識に身に付いている癖がある。抽象的な言葉、あいまいな言葉、言い切らない表現など。
そういった日本語ネイティブ特有の傾向を把握すれば、より自然な英語を書けるようになる。
日本語の発想から英語の発想へと切り替える教材だが、おどろくほど読みやすく、レベルも平易。
同じ著者の「究極の英語ライティング」は必読。