使ってはいけない英語

実にありがちな間違いばかり

著者のディビッド・セイン氏は、数多くの英語教材を執筆しているが、それなりにどれも良書で安定感がある。

本書は氏の代表作ともいえる教材で、日本人にありながち表現ミスを解説している。英語と日本語は違ったしくみを持っているので、日本語の感覚のまま英語を使うとミスがでるという。

よく知られている例は、「(有名人)を知ってる?」と聞くときに、” Do you know ~ ? ” を使うもの。

人にたいして know を使うときは「知り合い」であることを指すので、どんな有名人について訊ねても「知らない」と返答されることになる。 “Do you know who ~ is ? ” と聞くのが正しい。

本書ではこういった実にありがちな間違いを数多く指摘している。一例をあげると以下のような項目がある。

  • お客様に Please sit down. と席をすすめていないか?
  • ものを頼むとき、 Would you mind ..? が、慇懃無礼になる場合とは。
  • 忠告のつもりで You’d better .. というと、脅し文句になる。
  • アドバイスで言った You shouldn’t..が、嫌みに聞こえる場合とは。
  • 「なんとかやり遂げます」を I’ll manage.と言うと、上司はムッとする!?
  • 「ちょっと話が・・」と言う時、have something to say と言うと誤解が・・。

必読ともいうべきアドバイスばかりだが、何より読んでいて面白い。

性別による言葉の違い

本書の中で特に印象に残ったのは、「きちんと使い分けるべき男ことば、女ことば」の章。

間違えやすい表現をテーマにした教材は多いが、「男ことば、女ことば」の違いまで言及したものはあまり見かけない。

日本語でも男女によって言葉が微妙に違うように、英語でも性別で表現が分かれるケースがあるので、知っておいた方がよい。以下は項目の一部。

  • 男性が「あら」を意味するOh!を使いすぎると・・
  • 感動を表すときにHowを使うと女性的な響きを持つ。
  • Perhapsなどを使った丁寧すぎる言葉は男性は使わない。

女性が使う表現を男性が多用すると、「勘違いされる」ことになると注意している。

もちろん、男女による言葉の使い分けは微妙なもので、厳密に分かれているわけではない。しかし、米国ではこの点に神経質だという話を耳にすることもあり、現地で暮らす予定の人は目を通しておいた方が良いだろう。

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