アウトプット練習の開始:オウム返しの英語学習から卒業する
教材の中の表現を真似て発声するのは、語学において基本的な練習法といえる。しかし、繰り返しの練習だけでは発信型の英語は身に付かない。英語の発信力は、英語レベルが上がれば自然にできることではない点に注意しよう。アウトプットの練習があってこそアウトプットの力がつく。用意された英語ではなく、自分で英語を考えるアウトプットの練習をはじめよう。
もっとも簡単なアウトプット学習として、英語で日記を書くことがお薦め。気軽に始められて学習効果も大きい。とにかく、自分で英語を考えない限り、いつまでたっても自分の英語は話せないので、。
- (参照)トレーニング別>ライティング
- (参照)トレーニング別>英語で日記をつける
- (参照)トレーニング別>リプロダクション
ちょっとした工夫で日々英語の発信力を磨く
一から英語を自分で考えるのではなく、通常の英語学習の中で発信力をみがく学習をすることもできる。たとえば、TOECテスト実践勉強法のレビューで紹介した「作文用リーディング」のように、軽い英作文を頻繁に行う工夫がある。
また、以下で紹介する書籍には、英英辞典を使ってクリエイティブに学習し、発信型の英語を身につけるノウハウがつまっている。特別な環境や教材がなくとも、ちょっとした工夫をするだけで、発信力を身につけることはできるのだ。
- 英語 辞書力を鍛える <レビュー>
- 英英辞典を使ったコロケーション(語彙連結)中心の学習ガイド。
言語的差異を考慮した発信の手引きを学んでおこう
日本語と英語は根本的に違う体系である。それは語彙や文法はもちろんのこと、表現の発想や思考法まで異なる。そのため、日本人が英語で発信する際には、日本人特有の困難がある。そのあたりを考慮して英語発信のノウハウや提案をしている教材にしっかり触れておこう。(現在、この項目についてはさらに調査中)
<ネイティブによる日英言語の差に言及した読み物>
<英語の発想に着目した書籍>
- 英語の発想
- 翻訳の現場から日本語と英語の発想の違いについて考察した好書
<英語の発想で考えるための工夫について言及した他サイト>
- ヤスの英会話
- 知る人ぞ知る有名サイト。2つのレベルに分けて(発信型)英語の学習法を解説している。
- 留学英語、留学英会話の秘訣
- フリートーキングにおける黙りを回避するためのノウハウ。
発信の場を確保
発信力をみがくためには、実践の場を確保して、それを前提にしたインプット学習が望ましい。発信する場が最初にあって、ときにはくやしい思いをすることが重要なのである。また、現実問題として、実践の中で身に付けるしかない部分がある。場数を踏まずして発信型英語を身につける、というのはさすがに無理があるのだ。以下、ネット英会話は手軽に実践の場となるのでチェックしてみてほしい。
- ネット英会話サービス
- スカイプを使ってネット無料通話を使った英会話サービス。安さと手軽さが売り。2010年前後から爆発的に普及している。