英会話1000本ノック<ビジネス編>

英会話1000本ノック<ビジネス編>(CD-ROM付)

著者:スティーブ・ソレイシィ
出版:コスモピア
発行日:2011/12/8

ビジネスシーンで使われる1000個の英語フレーズを覚える。

音声を聞いて、英語をすぐに口に出すトレーニング。

一問一答形式なので、気軽に練習できるのが人気の秘密。おすすめのビジネス英語教材。

英語の瞬発力を鍛える

著者のスティーブ・ソレイシィ氏は、「英会話なるほどフレーズ100」のようなフレーズ系教材で知られる。

その他、NHKラジオ英会話タイムトライアル」も人気。

ソレイシィ氏のテーマは一貫していて、瞬発力のあるスピーキング能力を養成すること。

実際の会話となると、英語が口から出てこないで、だまりこんでしまう日本人が多い。そこで、簡単な表現でいいから、すぐに口から出てくる力を身に付けるように訴えている。

本書の「1000本ノック」というのも、瞬発力を鍛える学習法。音声を聞いて、すぐに口頭で応える。ノックにたいしてリターンする。それで1000のビジネスフレーズを身に付ける。

2種類のノックでビジネスフレーズをマスター

本書はビジネス編なので、以下、簡単に内容を紹介したい。

ノックとリターンには2つのパターンがある。

日本語→英語

1つは、日本語のノックにたいして、それを英語にするリターン。日本語を音声で聞いて、即座にそれを英訳して応える。

※「電話対応の必須表現集」のページから

ノック:「もう一度お願いします」 ←ここを聞いて
リターン:Would you say that again? ←ここを発声する

テキストはあくまで確認用。音声だけですぐに応えられるようになることが目標となる。

英語→英語

2つめのパターンは、英語の問いかけにたいして、英語で応える。英語の音声を聞いて、その受け答えを英語で発声する。

※スケジュール確認の必須フレーズのページ

ノック:What day is best for you this week? ←ここを聞いて
リターン:How’s Wednesday. ←ここを発声する

英語→英語は、より英会話に近いトレーニングとなる。

「日本語→英訳」「英語→英語で受け答え」という2パターンのノックを合計1000フレーズ行う。

「英語→英語で受け答え」のパターンでは、相手の英語を理解して、ふさわしい英語を応えることになるので、リスニング力も身に付く。

連続したノックリターン=ラリーもある

1000フレーズは上記2パターンで学ぶわけだが、それとは別に大量のラリー練習がある。

ラリーというのは、ノックリターンを連続することで、より英会話に近い連続したやり取りのこと。

相手の英語を聞いて、リターンを返す。それを連続させることで、疑似的な英会話を行っていく。

それぞれの項目では、このようなラリーがたくさん用意されている。

英会話のリハーサルとなっていて、見事な工夫ではないだろうか。

本書は、単なるフレーズ集ではない。1000フレーズを一問一答で覚えつつ、それとは別に実践的な練習も大量に行うのだった。

学習するテーマ

以下の章が用意されている。

  • 挨拶や自己紹介といったビジネスコンタクト
  • お礼、お詫び
  • 電話対応
  • スケジューリング
  • 基本的な文法とビジネス表現
  • 数字を英語にするトレーニング
  • Yes/No/わかりませんをビジネスライクに言う
  • プレゼンテーション
  • スティーブとトーク

広範囲のビジネスシーンを取り上げている。

音声はMP3形式

音声はCDではなく、CD-ROMの中にMP3形式で入っている。

これによってモバイル機器にファイルを移すのが簡単になる。

また、一部のファイルを選んで移動するのに便利だ。1000フレーズという膨大な量なので、「1週間で100フレーズ」など、それぞれのペースで学習しやすい。

副教材として組み合わせたい

イメージとしては、瞬間英作文にも近い。このタイプの学習をしてこなかった人は、たしかに瞬時に英語が出てくるようになる。

このタイプの練習は、テキストでみれば簡単に思える英語が口から出てこない、という人に向いている。そのための練習と言っても過言ではない。

瞬間英作文のレビューページにも書いたことだが、まったく英語力が足りなくて、学習するフレーズが丸暗記になってしまうような人は、やっても辛いし、すぐに忘れてしまうのではないだろうか。

ほとんどのフレーズは中学英語の範囲内なので、中学英語がある程度わかる人ならレベル面での問題はない。上記にあげた具体例の2例文を見れば、レベルがわかるかと思う。実際、ビジネスシーンでも、そのレベルの英語力でかなりのコミュニケーションが可能なのだ。

今まで、瞬発力を鍛えるタイプの練習をやってこなかった人は、本書のような学習を試してみてはいかがだろうか。副教材的にやってみれば、英語学習のマンネリ防止にもなる。

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