English Grammar in Use

English Grammar in Use
English Grammar in Use

(一部無料・有料)

洋書の英文法練習帳「English Grammar in Use」の公式アプリ。

文法解説はもちろん、エクササイズもある。例文は音声付き。

「現在形・過去形」は無料。それ以外の項目は有料。

英語で英文法を学ぶと一石二鳥

ケンブリッジ大学出版からリリースされた「English Grammar in Use」は、世界的に有名な英文法練習帳。

→ ケンブリッジ大学出版(日本語)

→ 「Grammar in Use シリーズ」のレビュー

英語中級レベル向けになっているが、読んでみるとごくシンプルな内容となっている。

洋書なので、すべて英語で書かれている。

英語で英文法を学ぶことになり、常に英語を読み、英語で考えることになる。母語である日本語がどこにも入ってこない。

結果として、文法の知識が身につくだけではなく、学習プロセスそのもので英語が身につく。

頭が英語モードに切り替わるので、洋書での英文法学習は強くお勧めしたい。

一部無料、購入すると2000円程度

当アプリは、書籍「English Grammar in Use」をアプリ化したもの。

基本有料のアプリなので、まず価格についてご紹介したい

当アプリは、一番最初の「過去形と現在形」のみ無料。

そこで使用感を試して、気に入ったら他の項目を購入することになる。

Android版はアプリ内購入できるが、iOS版はサンプルアプリと有料アプリで分かれている。

全項目(1冊分)を買うと、Android版は1,750円、iOS版は2000円だった。(2018年10月現在)

Android版は、各項目のバラ売りをしているが、全項目をバラバラに買うとかなり割高になるので注意が必要だ。どうせ買うならフルで一気に買おう。

書籍は割高

ところで、書籍版の「English Grammar in Use」は、ペーパーバッグで3,983円となっている。アプリの倍ほどの価格がついている。

大盤の書籍なので、海外からの輸送コストがかかるのが理由だろうか。

スマホを持っているならアプリ版の購入がお得となる。

文法解説の英語を読めることが前提

当アプリの中身を見てみよう。

「過去進行形」の項目。

各例文には音声アイコンがついていて、タップすれば英語の音声が流れる。

上記イラストで概要を説明したら、詳しい解説を続く。

過去進行形は中学時代に学んだはず。

英語で解説が書かれていても、すでに知っている情報が書かれているので、読みやすいと思う。

スクロールすることで解説が続く。

上記は、「過去進行形」と「単純過去」を比較している。

例文の下の()内で言い換えているので、過去進行形と単純過去の違いが理解しやすい。

例文はすべて、タップ1つで英語の音声を聞くことができる。

英語の解説が読めればお勧め

過去進行形の解説はまだまだ続くが、上記の3画面をみて、英語が読めただろうか?

読める人は、当アプリ「English Grammar in Use」を使うと学習効果が高い。

ぜひ英語で英文法を学んでみてほしい。

読めなかった人は、洋書は時期尚早なので、日本語で書かれた英文法の本にあたろう。

エクササイズの操作でちょっと迷う

上記は各項目の「Explanations」(解説)だが、Exercises(練習問題)を見てみたい。

エクササイズの操作について迷う人が多いはずなので紹介したい。

いくつかの出題パターンがあるが、ほとんどが空所補充となる。

適切な英語を選ぶ。

その後、何をすればいいのか迷うはずだ。

空欄に入る英語を選んだら、赤矢印のアイコンをタップする。

すると、正誤を判定してくれる。

正解なら、アイコン部分にチェックマークが出る。

それ以外に何一つアクションはない。

不正解なら、下部にビックリマークが出る。

やり直しアイコンでもう一度解くことになる。

Exercises(練習問題)は、自動で判定してくれるようなアクションはなく、タップして正誤判定が表示されるだけ。アプリの動きに期待しない方がいい。

1問解いたらすぐに正誤判定することになる

簡単な問題だけ

ちなみに、English Grammar in Useは練習帳なので、正解が不要なほど簡単な問題しか出題されない。

英文法は本来、この程度のシンプルな問題で充分なのだ。

大学受験に出てくるような重箱の隅をつつく難解な問題は、本当に必要なのだろうか。そのための勉強が無駄に思えてくる。

結論:買う価値のあるアプリ

当アプリで英文法を学ぶメリット

英語で英文法を学ぶと以下のメリットがある。

  • 学校で英文法を学んでいるので、知っている内容がほとんど。英語が読みやすい。
  • 日本語がどこにもない。すべて英語で読んで、英語で考えて、英語で覚え、英語で問題を解く。
  • その結果、頭が英語モードに切り替わる。急激に英語で考えられるようになる。
  • ひと通り学ぶと、英文法の知識が確実になるだけでなく、大量の英語を読むことになる。

無料部分を試してみて、英語が読めると思ったらぜひ試してほしい。

書籍ではなく当アプリを選ぶメリット

書籍ではなく、アプリをお勧めしたい。アプリには以下のメリットがある。

  • 書籍は大盤で持ち運びが困難。スマホならどこでも持ち運んで学べる。
  • タップ一つで例文の英語を聞くことができる。
  • タップ一つで問題の正誤を判定してくれる。
  • 書籍よりもアプリは安い。
  • 項目を選ぶのが簡単なので、細切れの時間に学んだり、復習するのが簡単。

これからは書籍をアプリ化した教材が増えるはず。

当アプリの残念なところ

一つだけ残念なことがある。

英語の音声を聞けるのが例文だけなのだった。

Explanations(解説)部分をすべて英語で吹き込んであって、音声で文法解説が聞けたら、まさに神アプリだった。

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