日本人は英語のここが聞き取れない

日本人は英語のここが聞き取れない

著者:松岡 昇
出版:アルク
発行日:2003/9/4

英語を聞いて書き取りをするディクテーション用の教材。

アルクの通信講座「ヒアリングマラソン」の中に、「ディクテーション・コンテスト」という連載があった。

受講者が課題文のディクテーションを行って、投稿するコーナーだった。

本書はその連載をまとめている。投稿5000件の分析データから、多くの人が間違えたポイントを紹介する。

間違えやすいポイントを重点学習

本書の特徴は、ディクテーションコンテストによって得られたをデータが元になっているところ。

どの部分で何%の人が聞き間違えたとか、どういった単語と聞き間違えが起こりやすいか、といったことが解説されているのだ。

本書の学習法は、最初にそれぞれのユニット(問題)を自分自身でディクテーションする。

出題分の簡単な説明、簡単な「語注」がある。そして、CDを聞いてディクテーションする。

制限時間はないので、何度でも繰り返し聞いて、納得するまで書き取ろう。

そして解説と解答ページへ進む。

「1000時間ヒアリングマラソン」の受講者の多くが間違えたTOP3があって、その部分を重点的に解説している。

実際、日本人が聞き取り難い部分(間違えやすい部分)は重なるはず。非常に参考になる解説となっている。

解説を読むと、音声だけを頼りに英語を聞き取るのは難しいことがわかる。正確に聞き取るためには、文法力や語彙力が必要だと思い知る。

本書はこの後に練習問題が続く。ディクテーションの学習量としても充分だ。

ディクテーション学習のモチベーションが上がる

本書の一番の利点は、ディクテーション練習をやる気にさせてくれる点だろう。

他の学習者のデータが出ているので、挑戦意欲をかき立ててくれる。英語が好きな人にとっては、本書はすごく面白い教材である。

硬派な通販講座「1000時間ヒアリングマラソン」をしっかり学習して、わざわざ投稿するような「英語マニアのためのディクテーション教材」といえる。

「共通して聞き取れない部分」となると、当然ながら語尾や冠詞などの細かい部分が多くなる。そのような点までしっかり聞き取れるようになりたい中級レベル以上の学習者がターゲットとなる。

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