聴覚刺激で英語は必ず聞き取れる!

インターチェンジ効果!?

聴覚刺激で英語は必ず聞き取れる!

一時期あちこちで広告を目にした教材。煽るような宣伝文句、逆聴という名の速聴学習、テキストがナポレオン・ヒルの成功哲学、という3つが揃えば失笑を禁じ得ないところである。

この教材は、要するに英文を早回しで聞いて通常スピードに慣れようというもの。高スピードに慣れると通常スピードが遅く感じられる、そんな効果を「インターチェンジ効果」と言うらしい。車を運転する人には、「高速道路から一般道に下りたときのあの感覚」と言えばわかりやすいだろうか。

この方法論自体はそれほど珍しいものではなく、少しテープを早回しで聞いて英語スピードに慣れる手法は以前からあった。この教材では4倍速というおよそ聞き取り不可能に近いスピードで学習するので、能力開発のような怪しい雰囲気があって面白い。いずれにせよ、通常スピードの音声がスローに感じられる、という感覚(錯覚)は体験できるだろう。

注意したいのは、(当たり前の話だけど)もともと英語を聞き取る素地ができてなければ早回しで聞いても意味がないという点だ。結局のところ、英語が聴き取れるようなになるためには、まじめに英語力を磨くしかないのだ。たとえば、単語を音から理解しているか、音の連結や欠落がわかっているか、構文的な予測ができているか、英語の語順で理解できるか、日本語を介さずに直接イメージできているか、、、、、などである。

まじめな英語学習を継続していてリスニングの素地がある人にたいしては、「1700円でインターチェンジ効果を楽しめるよ」とこの教材を薦めることもできるだろう。一方、まじめな学習をせずに宣伝文句に釣られるタイプの人にたいしては、「もういい加減この手の教材に釣られるのはやめて、真剣に英語の勉強をしようよ」と叱りたくなる。そんな教材である。

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