英語教材の組み合わせ方法

英語教材を一つだけに絞るのではなく、力を入れる「主教材」と、それに組み合わせて学習する「副教材」を用意しておくと学習効果が高い。

<組み合わせポイント 6プラス3>

1.スキルバランス

「読む」「書く」「聞く」「話す」の4つのスキルの中で、たいていは「読む」「聞く」(いわゆるインプット)を最初に学習することになる。その場合、「読む」と「聞く」のバランスをとるようにしたい。また、アウトプットの学習も織り込むことできれば、学習効果はさらに高まる。

2.直感力と分析力 (会話表現と文法)

声に出して繰り返し練習する一方で、文法の構造分析をしっかりできるようにしておきたい。特に学校で英語科目が得意だった人は、自分の文法・語法力を過信する傾向があるので、手抜きせずに英語の分析力を磨いておこう。

3.理解する学習と慣れる学習 (「精聴、精読」と「多聴、多読」)

繰り返し練習したり、疑問点をしっかり解決する精密な学習が必要な一方で、より多くの英語に触れて慣れるための学習も重要である。そこで、何度も繰り返し練習する「精聴」と、わからない単語や表現を軽くチェックするだけで気楽に聞き流す「多聴」を組み合わせると学習効果が高い。 「精聴」は教材の進度が遅く、張り合いのあるレベルものを使う。「多聴」では早い学習進度で、やや簡単に感じるレベルのものが適当だろう。

4.弱点補強  (ルーティン学習と重点学習)

学習を進めていくと、次々に自分の弱点が発見されるのが普通である。主教材を弱点発見の学習と位置付けて、副教材をその克服に当てる。「発音」「仮定法」「前置詞」「イディオム」というように、弱点が発見されるたびに次々に克服していく。すると、気づいたときには飛躍的に英語力が伸びているものである。

5.レベルの強弱 (「簡単な教材」と「張り合いのある教材」)

同じレベルの教材ばかりを使っていると学習がマンネリ化する。そこで、異なるレベルの教材を使うことによって、スピード感のある学習と集中力を要する学習など、学習から受ける刺激に変化を持たせることができる。また、把握している自分の実力レベルに誤認があった場合には上達の遅れ(スランプ)が起こりがちだが、異なるレベルの教材を同時並行で学習することで自分にもっとも適した教材を見つけやすい。

6.記憶の定着 (「はじめての教材」と「復習」)

主教材にはじめて使う教材、副教材に以前学習した教材をあてる。こうすると、記憶の定着をはかることができる。身についていないとそれまでやったことが無駄なくなってしまうので、復習をいかに日々の学習に組み込んでいくかが重要である。

 


 

プラス1 気分に応じた教材

複数の教材を平行して学習することによって、その日の気分に応じて教材を選べる点も重要。疲れているときは○○教材、やる気があって気分が乗っているときには××教材などにように、気分によって選択する教材を前もって設定しておけば、いかなる状況においても学習を行う「継続力」がつくことだろう。

プラス2 本気と遊び

遊び感覚で接する教材を用意することで、学習の義務感から解放され、学習の楽しさや好奇心を呼び覚ます効果がある。遊び用の教材として、ゲーム感覚で遊べるソフトウェア、ライティングなどのアウトプット系、Graded Readersの多読洋書などがある。あるいはごく簡単な教材とか、逆にすごく難しい教材を遊び感覚でやってみるのもいいだろう。また、今取り組んでいる教材を遊び用と位置づけて、「適当に」やってみると新たな発見があるかも知れない。

プラス3 快感と効率

せっかく英語を学習するなら楽しい方がいい。その方が継続できるので英語力アップにも繋がる。そこで、自分にとって快感となる学習を主教材にしてみよう。そして副教材では、学習のバランスを取るために「必要」な学習をする。

このポイントについては、主教材は快感を重視で項を改めて解説したい。

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