英語教材の選択で失敗はつきものだが・・・
英語教材というのは実際に使ってみないと判断できない部分もあるため、買わなければよかった教材が出てきてしまのはやむを得ない面もある。しかし、ある種の心理状態のときに、特に失敗が起こりやすいということは言えるのではないだろうか。以下の3つの心理状態について考えてみよう。
教材選びで失敗しやすい心理状態
軽視
英語を身につけることが簡単だと思いこんでいるケースがある。この場合、「簡単に学べる」「すぐに実力アップする」ことを宣伝する教材を買って失敗してしまうだろう。「簡単」「短期間」といった宣伝は、英語を甘く見ている人を餌食にしようと狙っているのだ。
自分の実力を超えたハイレベル教材を選んで失敗する人も多い。そのようなケースにおいても、語学そのものを軽く見ていないだろうか。
焦り
早く英語力をつけたいという焦燥感が強いために、適切な準備をしないで教材を選んでしまうケースがある。その教材の内容を十分に確認しないで購入してしまったり、自分の適性を考慮しなかったり、学習法を理解していないケースがこれに該当する。
欲望
なるべく楽して英語を身につけたいと考えているケースがある。この場合も1と同様、「簡単に学べる」「すぐに実力アップする」系の教材に引っかかってしまう。
また、不可思議な理論をうたっている教材を購入して失敗するケースもある。「楽して英語が身に付く驚異の理論」といったような欲望に付け込む宣伝文句があったら注意すべきだろう。
教材選びで失敗しないために
英語習得における次の3つの事実を改めて確認しておこう。
- 困難
外国語を身につけるということは簡単なことではなく、かなりの努力を要する。 - 長期化
本物の英語力は短期的には身に付かない。 - 覚悟
身につけたい英語力に相当する犠牲(時間、金銭、労力)を求められる。
教材を選択するときに、意識的に上記のことを考えてみるだけでも失敗は少なくなるのではないだろうか。