NHKワールドは、NHKの海外向け放送。
日本のニュースや番組を17の外国語で、世界に向けて発信している。
このアプリは、その中でラジオ放送に特化したアプリ。
国内ニュースで英語を学ぶメリット
ニュースで英語を学びたいときには、必ずしも海外メディアを選ぶ必要はない。
日本のメディアが英語で配信しているニュースを使うこともできる。
国内ニュースで英語を学ぶと、以下のメリットがある。
- すでに内容を知っているニュースが多いので、英語でも理解しやすい。
- 背景知識が豊富なので、知らない英語表現が出てきても類推がしやすい。
- 内容がわかっているだけに、英語表現に集中する余裕があるので、学習効率がいい。
- 国内の(日本語)情報をどんな英語にするか?という発信型英語の視点がもてる。
ほとんどの英語学習者にとって、国内ニュースを英語素材に使った方が望ましいと思われる。
手軽に国内ニュースを聴く
当アプリ「NHK WORLD RADIO JAPAN」を入れておけば、手軽に国内ニュースを聴くことができる。
上記のキャプチャを見るとわかるように、番組がスカスカになっている。17もの外国語で発信しているので、24時間ライブ放送というわけにはいかない。
そのため、アプリを開いたときに、ライブ放送をピンポイントで聴けるとは限らない。
ただし、最上部のメニューをClipにすると、すでに放送したいくつかの音声を聴くことができる。
直近の”News”と、過去数日の番組がリストアップされている。
10番組程度だが、次々に更新されるわけだから、学習量としてはこれで充分すぎるほど。
直近の15分のNews音声だけでもいいくらいだ。
ちなみに、Newsにしても、他の番組にしても、スクリプトは配信されていない。
たとえば、Radio Japan Focus 番組は、内容を簡潔にまとめたテキストはあるものの、音声を書き起こしたスクリプトはない。
そのため、音声とテキストをセットで学習したい人には向いていない。
英語の音声を聴いて、ある程度は理解できる人が使った方がいい。
ストレスなく英語に触れるなら国内ニュース
海外ニュースの英語リスニングはそれなりにストレスがある。英語でわからない部分があるとすぐに内容が不明になるからだ。
上級者でもなければ、「疲れたときの気分転換で海外ニュースを聴く」のは無理だろう。
その点で、国内ニュースは内容面でほぼ予想がつくので、気分転換に英語ニュースを聴く気になる。
英語ニュースを毎日の日課にするなら、国内ニュース素材をお勧めしたい。
動画配信と分かれているのが弱点
NHKワールドはテレビ・動画配信もしている。
動画に特化したのが下記のアプリ。
なぜか、ラジオとテレビでアプリが分かれてしまっている。
音声だけを聴きたいときもあれば、動画も観たいときもある。両方が1つのアプリで済んだら良かったのだが。