TOEICのボキャブラリー攻略
本書のコンセプトは、TOEICのリーディングセクション(パート5,6,7)の問題を解きながら、そこに出てきた語彙と関連語を覚えるというもの。
TOEICの問題を考えてから語彙を覚える。これによって、単に英単語を学習するよりも、モチベーションが維持しやすい。ボキャブラリー対策は単調になりがちなので、工夫された編集といえるだろう。
20日でTOEICの基本ボキャブラリーを身に付ける。単に語彙が並んでいるような教材ではなく、課題文→語彙→(語彙の)エクササイズという順序で学ぶ。
英単語の羅列では覚えようもないので、このような工夫は必要だと思われる。初級者が対象というだけあって、CD付属。語彙の発音がわからない人でも安心。
最大の特徴は、「日本語→英語」の穴埋め問題という部分。通常のボキャブラリー教材は、最初から英単語を示すものが多い。そうではなく、日本語を読んで英単語を応える形式なので、より確実に英単語を覚えることになる。
穴埋め部分には、英単語の最初のアルファベットが示されていて、これが良いヒントになっている。取り組みやすいので最後まで一気に学習できる。
「日本語→英語」方式(和文英訳=英作文タイプ)の教材は多い。(瞬間英作文など)。その理由は学習効果が高いから。
えいご漬けシリーズのTOEIC教材
新TOEICテスト英単語・熟語マスタリー2000 えいご漬け (CDーROM
英語の音声を聞いて、タイピングする「えいご漬け」。そのTOEIC関連教材。ディクテーション風のトレーニングを通して、リスニング力の向上とともに、ボキャブラリーを身に付ける。
英単語・熟語とフレーズの両面からタイピングできる。えいご漬けが好きな人でTOEICを受けるなら、ぜひとも考慮したい教材。