このページでは、パソコン・スマホ・タブレットで学べる英語学習ソフト「ロゼッタストーン」についてご紹介します。
世界中で使われている語学ソフト
ロゼッタストーンは米国のソフトウェア会社で、09年4月にナスダックに上場。
外国語習得ソフトウェアを世界規模で販売している。
→ ロゼッタストーン (対応OS:Windows, macOS, OS X)
英語はもちろん、あらゆる言語の学習ソフトがある。
母語の干渉を避ける工夫
この教材は、映像と音声を結び付けながら学習する。
たとえば、人が食事をしている写真が表示され、音声(eat)が流れる。この映像から「音声(eat)は食べるということなんだな」と類推することになる。
劇場だったら、シアターの写真があり、”a theater”の文字と音声が流れる。
「劇場」という日本語訳はどこにもない。あくまでビジュアルと英語を結びつける。このような直感的な学習を何度も繰り返す。
この要領でまず英単語を覚える。
ステップが進むとそれらの単語を組み合わせてフレーズを作っていくことになる。「単語→フレーズ→文章→会話」とシンプルな問題を繰り返しながら、直感的に覚えていく。
「eat = 食べる 」などと母国語で説明してしまえば意味は一瞬でわかるが、あえて遠回りして映像だけで判断させる。これによって母語の干渉を防ぎつつ外国語を習得できる。(対訳癖から脱却する効果がある。)
また、音声認識エンジンが搭載されていて、こちらの発声で答える練習が大量に組み込まれている。このタイプのトレーニングをこなしておけば、実際に英語を使う場面ですんなり英語が出てくることだろう。
暗記をせずにゲーム感覚で反応する学習法
このソフトの大きなメリットは疲れないことではないだろうか。
辞書や文法書や母国語の翻訳テキストは使用しない。日本語に訳すこともなく、暗記も要求されない。
ゲームのようにその場その場で反応するだけでOK。考える負荷がないので気楽にできる。
従来の英語学習をやる気にならない人は、一度このソフトを試してみてはいかがだろうか。
高価格な教材なのだが、売れ筋ということで話題に上ることが多くなってきた。08年には全世界で約270億円(3億ドル)を売りあげたという。語学ソフトとして完成度が高いことは事実だろう。
資金が乏しいときに無理やり買うものではないが、資金的に余裕のある人は試してみたい教材といえる。特に、従来型の英語学習に気乗りしない人にお勧めしたい。
※かつては1コース数万円だったが、現在は価格が下がって1コース数千円になった。