ディクテーション(書き取り)練習をベースにした英語学習ソフトウェアが人気を博している。
しかし、あくまでベースにしているだけで、ディクテーション練習そのものではない点に注意しよう。
ソフトウェアを使ったディクテーション練習の問題
現在のソフトウェアでは、ほとんどのケースで以下のような問題がある。
1文字づつ正解を入力しないと次のタイピングが出来ない。
ソフトウェアでは、英語の綴りを含め、文頭から完璧に正解を入力しなくてはならない。
白紙の状態で聞こえた部分を書き出していく本来のディクテーション練習とは少々異なる。
最初から打ち込む語数や文字数がわかってしまう
本来聞き取り難いはずの前置詞、関係詞、冠詞、そして動詞の変化が、画面から推測できてしまう。
考えようによっては、ヒントが表示されているので取り組みやすくなっているとも言えるのだが。
手書きのノートを使った工夫
上記の問題はあるが、本来のディクテーションと同様の学習効果が得られる部分も多いし、気軽かつスピーディーに学習ができるという利点もあるので、ソフトウェアがお薦めできる点に変わりはない。
ノートを用意してタイピングの代わりに手書きをすれば、本来のディクテーション練習ができる。その際、パソコンやスマホは音声操作と正解確認だけに利用する。