マーク・ピーターセンの見るだけでわかる英文法

マーク・ピーターセンの見るだけでわかる英文法

著者:マーク・ピーターセン
出版:アスコム
発行日:2013/10/12

日本人が迷いやすい英文法ポイントをやさしく解説。

著者は「日本人の英語」で知られるマークピーターセン氏

軽く読めて英語感覚が身に付く。

ぼんやりと疑問だったところがスッキリ

本書は、「日本人の英語」シリーズのエッセンスとなっている。

英語が苦手な人でも読めるように、非常にやさしく書かれている。

英文法を網羅的に解説しているわけではなく、日本人が間違いやすいところ、迷いやすいところを18個ピックアップしている。

  1. 過去と現在完了
  2. 現在形と進行形
  3. willとbe going to
  4. 関係詞の2つの用法
  5. 冠詞の問題
  6. 名詞の「数」
  7. haveとget
  8. 使役動詞いろいろ
  9. 「聞く」動詞
  10. 「見る」動詞
  11. will と would
  12. wish と hope
  13. at と in と on
  14. work in/at/for
  15. by と until
  16. 「AとB」の表し方
  17. 能動態と受動態
  18. 2つのyou

たとえば1章「過去と現在完了」は、過去形と現在完了を個別に解説しているわけではない。

「過去と現在完了」がどのように違うのか、どのように使い分けられるのか、なぜ日本人は完了形が苦手なのか、といった観点から書かれている。

疑問だったところがスッキリわかるようになったり、英語感覚が身に付くはずだ。

英語が苦手な人にもお勧めしたい好著

本書を手に取ると、150ページほどの薄い本で、字も大きい。

英文法の解説は、先生と生徒の対話形式になっている。

英語が苦手な人でも親しみをもてるはず。

文章の量はどうしても少なくなるので、英語に自信のある人にとっては物足りないかも知れない。

しかし、エッセンスがやさしく書かれているからこそ、一読するだけで内容が頭に残る

分厚い教材だからといって学習効果があるわけではなく、気軽に読める教材にもメリットがある。

英語をやり直す社会人にも本書をお勧めしたい。中学英語の文法を一通り終えた人なら、たとえ英語が苦手でも、楽しめるはずだ。

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