NHKラジオ英語講座 コース案内

2016年4月から新たな講座がスタート。

<ストリーミング配信について>

ネットで好きなときに視聴できるストリーミング配信があります。
毎週月曜の午前10時に先週分を公開。

ストリーミング視聴には、「NHKゴガク(マイ語学)」の登録が必要です。(無料)
→ NHKゴガク

2016年度ラジオ英語講座の特徴

基礎講座が刷新されました。基礎1~3まで、すべて新講師が採用されています。

到達目標CAN-DOリストも一新され、基礎1~基礎3まで共通のテーマを学びます。

2016年度ラジオ英語のラインナップは、NHK出版の「NHKテキスト」ページで紹介されています。

基礎英語1

レベルは中学1年程度。「思わず声に出したくなるコーナー」をたくさん用意して、発音と音読のコツを身に付ける。担当講師は現役の中学教師。
:週5回放送

今年から新しい講師が担当する。年齢的に若いと思われるが、親しみやすく安定感のある講義を披露している。

お馴染みのダイアログの他に、CAN-DOリストのテーマを学ぶ。毎回、「出身地を伝える」など1つのことができるようになる。発声練習はもちろん、書き取りのコーナーもあるので、英語の学び方も身につくはず。

バイリンガル・アシスタントの好感度も高い。2つの言語を自在に話せることの素晴らしさが伝わってくる。

基礎英語1の公式ページ

基礎英語2

中学2年生レベル。1つのダイアログを2日間かけて学ぶ。物語の舞台は、中学校の演劇部。
:週5回

基礎2レベル(中2レベル)は英語の核となる部分で、ここをしっかり身につけられた人は英語がどんどん上達するようになる。

1つのダイアログを使って、1日目はインプット、2日目はアウトプットを行う。「攻略英語リスニング」と同じで、英文がしっかり身に付くはず。

生活の中で使われる身近な単語を増やすコーナーもあり、意外に知らない単語が出てきて、上級者でも楽しめる。

基礎英語2の公式ページ

基礎英語3

中学3年レベル。講師はコーパス(言語データベース)の研究者。物語には通訳ロボットが登場する。
:週5回

今年の特徴は、なんといっても「コーパス」にある。1つの内容を伝えるときに、コーパスを利用して様々な英語表現を紹介する。

たとえば、今日のフレーズ have a look の活用をコーパスから紹介する。have a good look,have a quick look,Can I have a look…など。have a look=「見る」と対訳的に覚えるのではなく、1つの表現をみたときに、「ほかにどんな使われ方をするのか?」と疑問を持つことが大切。

実践的な英語が身につくので、「社会人のやり直しの英語」にもお勧め。NHKは昔からコーパス学習を採用(テレビ講座)していたが、コーパスは今後ますます注目されるはず。

基礎英語3の公式ページ

エンジョイ・シンプル・イングリッシュ

:多読・多聴をテーマにした新講座。1日5分で中学2年レベルの英語を読んだり聴くトレーニング。半期(6ヶ月)の講座で、下半期は上半期の再放送。

3シーズン目に入った人気講座。中学レベルの簡単な英語が毎日5分間流れるだけで、日本語による対訳と解説はない。

今年は、日本を紹介する内容が多い。日本への外国人観光客が増えて、国内で旅行者と英会話する機会が増えている。そういった環境に対応したと思われる。

オープニングやエンディングは別にして、講座の中身には日本語が入らない。多聴素材を求めている人にとっては、待ちに待った講座かも知れない。テキストを使えば、多読・多聴の素材として使える。

エンジョイ・シンプル・イングリッシュ公式ページ

英会話タイムトライアル

:シンプルな英語を瞬時に口に出すトレーニング講座。瞬発力を鍛える「SPRトライアル」、自分なりの会話を続ける「対話カラオケ」という2つのメソッド。(週5回)

名物講座となった「タイムトライアル」の5シーズン目。スピーキングの研究者でもあるスティーブ・ソレイシィ氏が日本語と英語を駆使して講師を担当する。

講師がリスナーに話しかけ、リスナーが英語で瞬間的に応える。実際の英会話では、英語がすぐに口から出てこないで、黙ってしまったりアタフタしてしまうケースは多い。その対策として、多くの人に有益な講座になっている。

対話カラオケでは、決まりきった表現を発声するのではなく、自分で英語を作って発声する。つまり、講師との疑似会話を行う。英会話のリハーサルになるので、学習効果がきわめて高い。「ラジオ英語講座の革命」というべき工夫。

英会話タイムトライアルの公式ページ

ラジオ英会話

:英会話の総合講座。コミュニケーションの技術と面白さを学ぶ。人気講師の遠山氏による和やかな雰囲気が魅力。
:週5回 (年間予定

ラジオ講座の中に抜群の臨場感を作り出すことができる遠山氏の講座。テキストを棒読みしたようなお勉強感はまったくなくて、誰が聞いても楽しめる講座になっている。

ちょっとした表現にもTIPを加えて紹介するなど、何年聴いても飽きることがない。最後にほんのちょっとのフリートークもいい。

講師とアシスタントとの掛け合いはスピード感があり、講師の「皆さん」に続けてリスナーが発声する掛け合いもある。聴いていると時間があっという間に過ぎてしまう。「対話型ラジオ講座」の元祖でもある。

ラジオ英会話の公式ページ

攻略英語リスニング

:長文のリスニングに特化した講座。科学、歴史、芸術など、多様な英語を聞き取る。1日目は内容把握(インプット)。2日目はシャドーイングや暗唱などの練習(アウトプット)。(週2回)

2分程度の英語に聴いて、その内容を理解していく。英文はけっして難しすぎることがなく、絶妙なレベルが用意されている。最初から音声で学ぶために、予習で英文を見ないこと。

1日目は内容把握が中心だが、音声変化やボキャブラリーにも注目する。2日目は、シャドーイングや暗唱(リピートアンドルックアップ=センテンスリピートまたはリテンションとも言う)のトレーニングを行う。リスニング力を鍛えるためには、単に聴いているだけでは上達しない。リスニングの講座だからこそ、声に出すトレーニングを行うことになる。

番組の中で和訳はしないで、繰り返し英文を聴いたり、内容把握やトレーニングに時間を使う。講座の密度が高いので、中上級者に人気。

攻略英語リスニングの公式ページ

入門ビジネス英語

今年のテーマは「自信をつけるビジネス英語」。ミーティング、同僚とのコミュニケーション、プレゼンテーションの3場面で学ぶ。半期(6ヶ月)講座で、下半期は再放送の予定。
週2回 (年間予定

「すぐに使えるビジネス英語フレーズ」および「コミュニケーション・スキル」を学ぶ。ダイアログの英語レベルは以前より少しだけ上がった印象。

コミュニケーションのスキルとは、たとえば次のようなこと。「相手の意見に賛成する」がテーマなら、「疑問をぶつけてから賛成する」「条件付きで賛成する」「部分的に賛成するときは理由をいう」など。ビジネス英語にふさわしい実践的な内容となっている。

アシスタントの英語解説を長めにとっている。この点は「実践ビジネス英語」と同様で、飽きることなく意欲的に視聴できる上に、学習効果も高い。杉田氏の講座が難しい人にとって、待ちに待った内容といえる。

入門ビジネス英語の公式ページ

実践ビジネス英語

:杉田氏による定番のビジネス英語講座。最新のビジネストピックを盛り込んだビニエット(スキット)、アシスタントの語彙解説。
週3回 (年間予定

もはや説明不要ともいえる杉田氏のビジネス英語講座。30年前から構成やコンセプトが変っていない。完成された講座。

毎度のことながら、ビニエットは昨今のグローバル・ビジネスのトレンドを楽しむことができる。ボキャブラリーを深く理解する”Word Watch”コーナーもある。

本講座の魅力は、アシスタントの語彙解説にある。スキットの内容に関するものなので聞き取りやすく、リスナーは自分の実力以上に聞き取れて自信になる。何年聴いていても飽きがこないのはここに理由がある。ビニエットのサマリーもアシスタントがまとめる。

実践ビジネス英語の公式ページ

英語で読む村上春樹

:村上春樹の英訳版を読む。英語レベルに関係なく楽しめる講座。今年は5作品「四月のある晴れた朝に100パーセントの女の子に出会うことについて」「カンガルー日和」「パン屋再襲撃」「緑色の獣」「バースデイ・ガール」。(週1回)

好評につき4シーズン目に入った。週1講座だが1回30分なので、じっくりと楽しめる。

日本語と英語の朗読を聞いて、日英の表現を対比していく。解説者の辛島デイヴィットさんに「・・の部分はどう思いますか?」と尋ねることで、ネイティブがもっているニュアンスが明らかになる。出演者のあいだで興味深い討論が繰り広げられる。

本講座は「文学輪読」そのもの。英訳版ではどのような言葉が選ばれたか。どのような点が日本語版と違っているか。ニュアンスはどうズレているかなど。一段深い観点から英語に触れることができる。もっといえば、「文学を語り合うことは素晴らしい」と思える貴重な講座である。

英語で読む村上春樹の公式ページ

ワンポイント・ニュースで英会話

:テレビ講座およびWEBサイトと連動。ラジオ版は毎回5分(テレビは20分)。1つのニュースを取り上げて解説。(週5回)

背景知識と語彙を学ぶことで、英語ニュースの理解力を深める。主要なニュースを扱っているので、情報としても活用できる。英語を使う環境にいる人にとっては、語彙をチェックすることで時事の話題に備えることにもなる。

主教材にするよりも、毎日軽く触れる講座といえる。下記の公式サイトでは過去のニュースをまとめて聴くことができるが、ストリーミングはニュース部分のみ。

公式ページ

スポンサーリンク

シェアする

フォローする