利点
テレビ講座のメリットは、なんといっても特有のエンターテイメント性にある。臨場感のある出演者のやりとりは、脚本はあるにしてもほとんど棒読み感がない。出演者たちの魅力がストレートに伝わってくるので、勉強の感覚を持たずに楽しく英語が学習できる。
ネイティブとの交流をシミュレーションしながら解説するなど、テレビだからこそ可能になる実践的な講座が多数ある。リアリティがあって記憶にも残りやすいし、何より意欲的に学習できる。英語学習がマンネリ化している人は、ぜひテレビ講座を試してみよう。
欠点
学習量が少ないというのが注意点。放送の回数が少なく、また1回の放送時間が短いこともあり、講座で伝える知識の量はどうしても少なくなる。テキストと別売りCDをフルに使えばそれなりの学習量になるが、それでもけっして十分な学習量ではない。副教材として組み合わせる形で使いたい。
テレビ講座のような映像で学ぶ場合には、何度も音声を聞いて、自分でも発声してといったトレーニング系の学習に向かない。そのため、映像系の教材オンリーで語学を習得するのはさすがに無理がある。やはり副教材として組み合わせるのがベストだろう。
映像系教材で独学のマンネリ打破
NHKテレビ英語講座、洋画、海外ドラマ、海外TVニュースなどなど、、、今の時代は映像での英語教材がたくさんある。この便利な時代に学習しているのだから、ぜひともこれらの教材を組み合わせよう。きっと意欲的に学習できるはず。特に、普段英語を使う機会がないまま英語を学習している人は、モチベーションを維持するためにもぜひ試して欲しい。
録画してから視聴したい
放送時間に合わせてテレビの前に座るのは、忙しい人には難しいかも知れない。また、テレビ講座は週に1度の番組が多いため、10分や20分のために週に1回だけ時間を合わせるのは、やる気という面からも難しい。最近はテレビ番組の「ハードディスク録画」が普及してきたので、講座を簡単に録り貯めしておくことができる。HDD内蔵のテレビ、専用のHDD録画機器、あるいは地デジ対応のPCでも可能。録り貯めしておくことでテレビ講座の利用価値は高まる。
学習パターン
気楽に楽しむ (予習、復習なし)
少しでも英語力を上げようなどと考えずに、エンターテイメント番組として楽しむ。「勉強」と「英語」とを意図的に切り離してみよう。
通常(簡単な復習のみ)
テキストを買っておいて、番組を見終わったときに復習する。気になる部分をチェックするだけでもいいし、テキストの内容をしっかり消化してもいい。
しっかり学習(予習、復習)
別売りCDとテキストを買っておいて、先に学習をすましておく。テレビ講座は復習として使う。