ダーリンの頭ン中

ダーリンの頭ン中 英語と語学

著者:小栗左多里, トニー・ラズロ
出版: メディアファクトリー
発行日:2005/3/4

言葉の面白さを実感する漫画

国際結婚を描いた漫画「ダーリンは外国人」は、映画化もされてヒットした。

本書はシリーズの続編。トニー氏と小栗さんが、語学について存分に語り合う。英語を学ぶ人が共感できるような、ちょっとした疑問や雑学がテーマ。

  • ネイティブは、母音の前のtheを「ジ」と読むとは教えられていない。「ジ」になることはあるが、それが絶対的ではない。
  • trivia「無駄な知識」は、tri 「3」+via 「道」から。三叉路で出会った旅人が情報を交換したことから。

英語ネイティブのトニー氏が、言語についての多様な知識を披露してくれる。語学オタクというだけあって、その教養の深さが半端ではない。単に幅広い知識があるだけではなく、疑問を持つポイントがなんとも繊細で知的なのだ。

さらに、英語だけでなく日本語の話題も多く取り上げられていた。

  • 日本語の「はんのう」「はんぱ」「はんこ」などの「はん」の発音がすべて違う。日本語ネイティブは無意識的に使い分けている。
  • 日本語の「・・・と言うと?」の「と」にあたる機能は、他の多くの言語にはない。外国人にとって習得が難しい。

外国人のトニー氏が感じた日本語の難しさとか、日本語の「便利さ」とか。日本語ネイティブの私達から見ると、まったく気づかなかった視点ばかりで興味深い。

異文化の面白さ

とにかく、本書のシリーズは面白い。

劇的なストーリー展開があるわけではなくて、二人の会話が続いていくだけなのに、読み出したら止まらない吸引力がある。

面白さの理由は、その会話が貴重だからではないか。異文化で育った人が身近にいないと経験できない会話なのだ。

シェアする

スポンサーリンク
スポンサーリンク