日本人に共通するビジネス英語のミス 著者:大島 さくら子 出版:ジャパンタイムズ 発行日:2012/8/17 |
日本人が間違いやすいビジネス英語表現を学ぶ。
電話・メール・出張・商談・同僚との会話など、様々なビジネスシーンの間違い表現をとりあげる。
「文法的に間違い」だけでなく、「間違えではないが、避けたほうがよい」などの観点から効果的な表現を紹介している。
ビジネス英語でありがちな間違いは?
本書の中身を見てみたい。
以下、文法的な間違い。
「~分後」と伝えるときに、日本語の感覚に引きずられて after を使いがちだが、間違い。
以下、間違いではないが、避けたほうがよい
” I don’t understand you.”は、「あなたの考え方(人格)が理解できない」というニュアンスをともなうので避けた方が良い表現。
本書はこのほかにも、
- 決まった言い方があるので間違い
- 間違いではないがニュアンスが変わる
- 間違いではないがより丁寧に
- 間違いではないがより効果的に
- 誤解を招く可能性がある
といった観点から、ビジネス英語のミスを紹介している。
「日本人に共通するミス」シリーズ
「日本人に共通する~のミス」というタイトルは、以下の教材を思い出させる。
上記はネイティブの書いたおすすめ教材のひとつ。
著者は違うが、どちらもジャパンタイムズが出版しているので、同じコンセプトで編集されたシリーズ本だと考えられる。
真剣に英語を勉強する気になる
よくある間違いから学ぶのは効果的だと思う。
「自分の英語は大丈夫だろうか?」と気になって、1つ1つの学習項目を真面目に勉強したくなってくる。
正しい英語表現を並べるよりも、「多くの人はこんな間違いをやっている」と指摘した方が、モチベーションを引き出す効果がある。