英英辞典とシソーラス(類語)が主なコンテンツ。
発音の音声もあるし、文定義も表示される。
無料の英英辞典アプリの中で評価が高い。
ネット初期からの有力サイト
1990年代からDictionary.comは無料辞書サイトの定番だった。
当時は複数の辞書を一括して検索できる点に特徴があった。(日本でいえば weblio のようなサイト)
現在はデータ元が明記されておらず、どのような仕組みなのかよくわからないが、今でも有力な辞書サイト。
当アプリは、そのDictionary.comのアプリ版。
どの単語をタップしても検索できる
たとえば、”adapt”を検索したのが以下。
一見すると、普通の辞書のようにテキストで定義と文例が書かれている。
最初はわかりずらいが、英文のどの単語をタップしても、検索結果に飛ぶことができる。
定義や文例の中にわからない英単語があったときに、いちいち検索ボックスに入力する必要がない。
まさに辞書サーフィンのようにタップを繰り返して、英単語の情報を辿っていくことになる。
シソーラスもある
Dictionary.comにはもう1つのメインコンテンツであるシソーラスがあり、タブを切り替えることで表示される。
シソーラスは、「部分と全体」とか「同義と対義」といった関係で語彙を体系化したデータベース。要するに類語辞典のこと。
上記のキャプチャ画面に表示されているのは、Antonyms「対義語」なので、adaptの対義語が表示されている。
どの単語をタップしても、その単語の検索結果へと飛ぶことができる。
シソーラスを英語学習に使っている人は少ないが、ボキャブラリーを広げる有力な手段になる。
文定義も表示される
何よりDictionary.comアプリをお勧めする理由は、文定義が表示されるところ。
Learners「学習者」をタップすると文定義が表示される。
文定義とは、語彙の意味を文章で解説したもの。文定義の重要性については、コウビルド英英辞典のページで紹介している。
文定義があれば、「引く辞書」ではなく「読む辞書」として使える。
英語学習のために英英辞典アプリを使うなら、文定義が表示されるものを選びたい。
英語学習者にお勧めのアプリ
当アプリは、もちろん単語の音声を聞くことができる。Origin 「語源」も表示される。
また、アプリ内でお金を払うと、文例、イディオム、百科事典といったコンテンツと連動させることも可能。
なお、トップページでは、以下のように読み物的なコンテンツもある。
スライドショーでは、主にスラング・新語が特集されている。
ということで、Dictionary.com は非常によく出来た辞書アプリではないだろうか。英英辞典を使う人は、このアプリを入れておいて損はない。