英語の発音・ルールブック

新基礎英語3 英語の発音・ルールブック つづりで身につく発音のコツ

著者:手島 良
出版:NHK出版
発行日:2004/12/10

NHKラジオ新基礎3の発音コーナー「Chant IT」をまとめたもの。

70のステップでさまざまな発音パターンを学んでいく。

他の発音教材との違いは、「チャンツ」で音声を吹き込んでいる点にある。

マンネリを避けるチャンツ

「チャンツ」とは「(単調な)歌」というほどの意味だが、発音教材の分野では単純なサウンドに合わせて発音練習を行うことを指す。

発音練習はとかく退屈でワンパターンになりがちなので、このように曲に合わせて練習を行う工夫は悪くない。

「チャンツが生理的に嫌いだ」という人にはおすすめできないが、無機質に吹き込まれた発音用CD音声に比べれば、チャンツの方が練習する気になる人もいるはず。

また、基礎3で吹き込みを担当した女性アシスタントがいわゆるアニメ声(萌え声?)だったので、一部の人にとってはこのあたりもポイントになる。

発音が上達すれば英語は楽しい

最近は少なくなったが、「発音なんか気にしないで英語をもっと話そう」といった類のフレーズを以前はよく見掛けた。

自分の英語に厳しすぎるあまり英語を話さないのはもったいないことではある。

しかし実際には、発音を練習していないから英語を話す気にならない人が多い。

「発音なんか気にしないで」というのはアドバイスの方向がまったく逆で、「しっかり発音を練習して英語をもっと話そう」と言うべきだ。(参照:発音練習はなぜ大切か

英語学習が楽しくなる秘訣は、発音が上手になることである。英語嫌いを治す薬があるとしたら、それは発音の集中トレーニングではないだろうか。

発音パターンの確認はYoutube

発音パターンを確認するだけなら、ネットで解説サイトがたくさんある。

有名な発音サイトは Adobe Flash Player を使っていることが多く、現在では動かないデバイスが多い。

そのため、発音解説はYoutubeがベストだ。

→ 「英語 発音」でYoutubeのチャンネルを検索

チャンネルで検索することがポイント。動画で検索すると関係のない動画がヒットしてしまう。

実際に自分で練習するという点に着目するなら、本書のようにチャンツを採用した教材を試してみるのもいい。

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