英語を読むのが早くなる
漫画のセリフを英語にして英語教材として売り出しているバイリンガルシリーズ。
本書は、天真爛漫な少女とエリート音大生の交流を描いた大人気漫画「のだめカンタービレ」のバイリンガル版となっている。
→ バイリンガル版 のだめカンタービレ(Amazon.co.jp)
バイリンガルシリーズには、この他にも「GTO」「課長島耕作」「金田一少年の事件簿」「ジパング」と数々の人気漫画が刊行されている。源氏物語がベースの「あさきゆめみし」やカルト的人気の「デビルマン」、あげくは「天才バカボン」までそろっているので、幅広い人に受け入れられるはず。漫画好きの英語学習者はぜひ試してみたい。
英語の学習効果という観点からみると、若干厳しい点もある。枠外に元のセリフ(日本語)が書かれているため、読んでいると自然に目に入ってきてしまう。英語学習をするためには、それらの日本語を見ないように努力しないといけない。
バイリンガルシリーズを買うような人は元の漫画を持っているか、少なくとも読んだことがあるはずなので、枠外の日本語は抜きでもよかったように思うのだが。
そういった弱点はあるものの、好きな漫画で繰り返し英語に触れられるのはうれしいことである。
セリフの対訳を見て、日英言語の表現の違いを楽しんでもいいし、通常の漫画のようにスピーディーに読んで英語に慣れるのもいいだろう。
関連ページ → 漫画で学ぶ英語