笑うな、僕は英単語の本だ!

学習効果は疑問だが

笑うな、僕は英単語の本だ!

日本語の文章の中に英単語を交ぜて、単語を覚えようという手法。母語の中の一部を英語にして学ぶ手法は昔からあったが、正直なところ学習効果があるかどうかは微妙なところ。英単語にたいして気軽に親しむというメリットはある。

本書に掲載されている英単語は基本語彙が多い。このレベルの単語を学ぶ人は、これらの英単語の綴りを見ても発音がまったくわからないのではないだろうか。発音がわからなければ記憶もできないので、学習効果はやはり望めない気がしている。本書のような学習法の場合は、むしろ難易度の高い英単語を掲載した方が、まだ面白かったと思うのだが。

ちなみに、文章の内容は著者の「独り言」あるいはエッセー風になっていて、原著はお隣の韓国で出版されたものだという。韓国人の著者が韓国の英語学習者に向けてざっくばらんに語っているのが本書の内容となり、韓国の地名などが出てくるため、そういった点では新鮮だった。韓国発の英語教材には「勉強するな」シリーズや「TOEICのキム本」のようなヒット作が少なからずある。本書がそれらヒット作の仲間入りをするのは少々難しいかも知れない。

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