ESL

このページでは、ESLの解説とお勧めサイトをご紹介しています。

“ESL”とは?

ESL(English as a second language)とは、「第二言語としての英語」のこと。

わざわざ「第二言語としての英語」という言葉がある理由は、「母国語としての英語」と分けるため。

英語圏では、外国人(または移民)への英語教育と、ネイティブ児童にたいする英語教育がある。

それぞれ違ったアプローチが必要となるため、”ESL”の言葉がよく使われる。

日本国内では、英語が母国語ではないことは当たり前なので、英語教育の現場で「ESL」という単語は使われていない。

ESLのコンテンツは何が違う?

ESLのサイトでは、英語が母語ではない人々に向けて、英語習得の情報や学習コンテンツが提供されている。

英語ネイティブの人々が提供するコンテンツなので、すべて英語で書かれている。(音声もすべて英語)

日本人が英語を教えるとしたら、日本語での解説が混じってしまうが、ネイティブによるESL教育コンテンツはすべて英語となる。

BBCの膨大な英語学習コンテンツ

最初に、ESLの代表格ともいえるサイトを紹介。


BBC Learning English (無料)

英国の公共放送BBCが提供するESLコンテンツ。1943年からはじまった外国向けの英語教育放送が源流。

このサイトの特徴は、膨大な動画コンテンツにある。

たとえば、英文法を学ぶ動画コンテンツ Grammar Gameshowは、クイズ番組形式で文法知識を確認する。

エンタメ番組風で楽しい。

ただし、Some と Anyを使い分けるような基礎レベルの回なのに、出演者は普通に英語をしゃべってしまっている。

はじめて文法を学ぶ人よりも、中学英語をクリアーしたくらいの人が、リスニング素材として使う方がいい。

音声を書き起こしたテキスト(トランスクリプション)も添えられている。

伝説の ESL Podcast

次に紹介するのは、世界中でファンが多かったといわれるESL Podcast。

現在は有料化して、ESLPod.comというサイトになった。

ESLPod.com

1800以上の音声レッスンがある(有料)。

コンテンツの内容は、Daily EnglishとCultural Englishの2つ。

Daily Englishでは、日常生活やビジネスシーンの短いダイアログが流れ、表現を学ぶ。

Cultural Englishでは、米国の文化を紹介したトーク。

人気の秘密

ジェフ博士の話が面白い。

Cultural English(English Cafe)では、米国の多様なテーマを取り上げて、ジェフ博士が気楽におしゃべりする。

学習者が聞き取りやすいように配慮されている点もいい。

(※ジェフ博士の写真はESLPod.comから引用)

Podcast時代は個人でやっていたはずなので、レッスンは手作り感がある。

今で言えば、ユーチューバーのようなものだったかも知れない。

注)ESLPodcastは音声のみ。

Youtubeで”ESL”関連動画を探す方法

無料でESL動画を観たいときはYoutubeがベスト。

ただし、YoutubeでESLの動画を視聴したいときは、”ESL lesson”で検索しよう。

→ Youtubeで”ESL lesson”を検索

個人ユーチューバーから、語学学校の授業風景まで、数々の英語レッスン動画が見つかる。

けっこう面白いので、ESLに興味のある人はぜひ観てほしい。

ちなみに、”ESL”だけで検索すると、eスポーツ運営企業ESLの動画が大量にリストアップされてしまう。検索するときは、”ESL lesson”がおすすめ。

英語レッスンのプリント配布

ESL教育のためのプリントを配布するサイトを紹介。

ESL library (有料)

ESLの英語教師に向けて、あらゆるプリント形式の教材を提供している。

書き込み式のプリントが多い。

英語塾の先生だったら、「海外のESL教育現場は、こんな教材で英語を教えているのか」と参考になるはず。

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