文中のほとんどの単語が基本3000語以内で構成されています。
Graded Readersの最上位レベルです。このレベルをスムーズに読めるようになった方は、次々に洋書の世界を広げていきましょう。
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珠玉の8作品
- Holes
- 「性格を直す」という名目で穴掘り作業をさせられる少年院。そこに無実の罪でおくられてきたスタンリー。ついてないのは先祖のせいとばかりに無気力な日々をおくるが・・・・。勝ち目のない理不尽な状況に取り組む主人公たち。不思議な魅力にあふれた傑作冒険小説。児童文学の最高峰ニューベリー賞をはじめ全米で多数の賞を獲得。
- The Giver
- 少年Jonasは、すべてが管理され、犯罪、飢餓、失業などがない共同社会に住む。ユートピアであるはずの社会では、人々は感情を抑制されている。12歳になったJonasには割り振られた仕事は、とてつもなく重い任務だった。風刺に満ちた社会派SF。ニューベリー賞受賞。
- Make Lemonade
- 大学に行って、いい仕事について、いい暮らしをしたい。そう考えたわたしは、大学に行くお金をためようとベビーシッターのバイトを始めた。バイト先の子供の母親は、わたしと3歳しか違わない17歳のジョリー。彼女はまともに学校に行っていないため字もろくに書けず仕事も続かない。彼女と関わるうちに、わたしの中で何かが変わった。現代アメリカの暗黒面を正面から捉え、前向きな若者たちを明るく描く。
- The Gifts of the Body
- エイズ患者を世話するホームケア・ワーカーである語り手は、患者宅を訪れる。彼女と患者たちの交流が淡々とした筆致で描かれる。患者ごとに一つの短編となっていて、一つの人生、喜びと哀しみが静かな口調で語られる。邦訳版も話題になったが、原書の方も平易な英語で読みやすい。
- Tuesdays With Morrie
- ノンフィクション。著者ミッチが16年ぶりに会ったモリー教授と死の床で行った最後の授業。毎週火曜日、700マイル離れたモリー教授の自宅に飛行機で通う。仕事、愛、家族、社会、老いの恐怖、そして死。静かな対話を重ねるごとにミッチの心は揺らいでいく。
ジャック・レモンがモリー教授を演じた映画「モリー先生との火曜日」もある。 - Daddy-Long-Legs
- 邦訳「足長おじさん」で知られる名作。孤児院で育ったジルーシャは匿名の融資者のおかげで大学に通うことができた。その条件は月に一度手紙を書くこと。遠目で見た融資者を「Daddy-Long-Legs」という愛称に決め、日常の出来事を綴る。大人の女性として成長していくジルーシャの様子が彼女の手紙を通して描かれる。
- Miserables
- 大作「レミゼラブル」のretold。些細な罪で長い期間投獄されたジャンバルジャンは司教の愛によって更正し、市長にまで登りつめる。しかし、執拗に追い続けるジャベール刑事によって逃亡生活を余儀なくされる。後半はパリコミューンの市街戦といった当時の政治状況やコゼットとマリウスの恋がからみ、壮大なストーリーが展開される。
ミュージカルでも定番だが、近年再び映画化された。 - The Double Helix
- DNAの二重らせん構造を発見したワトソンとクリックの物語。発見者の一人ワトソン自身の著作をrewriteしたもの。発見をめぐる人間模様が興味深い。