著者:ムン ドク (著), クォン ユンジュ (イラスト), ハン ユキコ (翻訳)
出版:主婦の友社
発行日:2006/6/1
日本語の文章の中に英単語を交ぜて、単語を覚えようという手法。
母語の中の一部を英語にして学ぶ手法は昔からあったが、正直なところ学習効果があるかどうかは微妙なところ。
新しい英単語を気軽に親しむメリットはある。
イラストが多くて楽しい
以下、画像でみると、母国語の中に英単語を混ぜたイメージがわかりやすい。
幼稚園に通う子どもたちがよくするのが、最初にwhimper(すすり泣きする)してから、結局はblubber(エンエン泣く)することだろう。
こんな感じで、日本語の中に、英単語を混ぜている。
イラストも所々にあって楽しい。
こういった教材を楽しめる人なら、試してみてもいい。
難点は発音がわからないこと
本書をサラッと読んでみて、すぐに気づく難点は発音がわからないこと。
英単語は「音」で覚えるのが大原則。発音がわからないまま覚えようとしても記憶できない。
今の時代、ネットで英単語を検索すれば、すぐに発音付きのオンライン辞書がヒットする。本書で学ぶ人は、必ず発音を調べながら学習してほしい。
原書は韓国の人気教材
文章の内容は著者の「独り言」あるいはエッセー風になっていて、お隣の韓国で出版されたものだという。
韓国人の著者が韓国の英語学習者に向けてざっくばらんに語っているのが本書の内容となり、韓国の地名などが出てくるため、そういった点では新鮮だった。