敬語の英語 実践編

読み物として楽しめる

敬語の英語 実践編

著者のディビッド・セイン氏は多数の英語教材を執筆しているが、どれも良書といえる高水準な教材ばかりなので安心感がある。しかし、似たテーマで何冊も書いているため、すでに著者の本を持っている人はその点に注意しよう。

本書はいわゆる丁寧英語の表現集。過去に執筆した「使ってはいけない英語」と似たテーマだが、本書では「丁寧さの3段階」という切り口が特徴となっている。様々な状況別に「とても丁寧に」「常識的に丁寧」「ずばり、言いたいこと」の3段階で英語表現が紹介されている。丁寧さの加減が違う類似表現を比較することで、それぞれの表現がリアルに浮かびあがってくる。

また、本書でとりあげる各シーンが非常に練られているのも注目ポイント。いくつかピックアップすると、「相手の誤解を解く」「キャンセルの理由を聞く」「遅刻した相手にひとこと」「もらったメールの用件があいまいでわかりにくい」「相手の体調を気遣う」「失礼な質問をされた」などなど。3段階の表現を知っておきたい状況ばかりである。

結論として、本書もやっぱりディビッド・セイン風の良書といえる。このタイプの英語教材は、できれば趣味として気楽に親しんでおきたいところ。丸暗記してもはじまらないが、英語感覚の向上が期待できる。

ディビッド・セイン特集

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