パラグラフ・ライティング入門

論理的な文章の大前提

パラグラフとは、日本語の「段落」のこと。「1つのパラグラフには1つの主題がある」というのが文章の基本になる。

小学生の頃、作文の授業で「1つの段落には1つの主題(メッセージ)がある」と教わったはずなのだが、覚えているだろうか。段落とは、(原則的には)1つの主題を表現するために、複数の文をまとめたものなのだ。

英語は論理を重視する言語なので、そこから一歩踏み込んでいる。「1つのパラグラフには、1つの主題とその根拠がある」と。パラグラフ・ライティングの核心は、主題とその根拠をセットにして書くところにある。

つまり、パラグラフは次の2つで構成される。

  • 主題文(トピック・センテンス):書き手が一番言いたい意見・考え
  • 支持文(サポート・センテンス):主題文を読者に納得してもらうための実例・証拠・理由

本書では、主題文と支持文の関係(パラグラフの展開)を18パターンでまとめている。空間配列、時間順序、原因・結果、列挙、例示、定義、類推、比較、意見と理由など。

誤解のないように言いたいのだが、上記は文章(エッセイ)の話ではなく、1つの段落(パラグラフ)の話である。たった一つの段落においても、根拠不明の文章を書かない。論理的な文章は、まさにパラグラフが基本なのだ。

要するに、パラグラフ・ライティングとは、「一つ主張したらその根拠を書く」を徹底したトレーニングだと考えることができる。

本書は、「入門」というだけあって幅広い話題を網羅している。発展編として「エッセイの書き方」もあるし、応用編として「パラグラフ・リーディング」や「スピーチへの応用」の話もある。

しかし、本書の中でもっとも多くのページを割いて説明しているのは、上記18パターンの範例編。1つのパラグラフをどのように書くか。そこがライティングのベースになる。

パラグラフ・ライティングは、論理的に書くための最初の一歩だと考えられる。英語で文章を書く人は、一度はパラグラフ・ライティングの本を読んでおきたい。

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