21世紀の英会話

英会話の環境を用意する

英語を話せるようになるために、1対1で英語を話す環境を用意しよう。これが本書の主張。

たしかに、英語の会話をせずに「英会話を身に付ける」というのは無理がある。 「マンツーマンのスピーキング中心」の環境が必要なのだ。

では、どうすれば1対1で英語を話す環境を用意できるだろうか。

その地に出向き、その地で暮らしてみて、その地で学び考える」。つまり、英語圏に行ってしまうことが一番だ。

もちろん、英米で暮らすとなったら、費用や時間の面でハードルが高い。そこで本書は、フィリピンでの(短期)英語留学を勧めている。

キーワードはフィリピン

フィリピンは英語が公用語として使われているため、アジアの中でも有数の英語環境となっている。

手近な英語圏としてシンガポールやオーストラリアなども思い浮かぶが、フィリピンなら物価が安い。最も近くて低コストの英語圏といえるだろう。

本書のもう一つの提案は、フィリピンに行く前に「オンライン英会話」で実力を磨くこと。オンライン英会話も1対1で話すことになるので、英会話の練習に最適だ。

ここでもキーワードは「フィリピン」で、フィリピン人講師による格安オンライン英会話サービスを選ぶ。すでに当サイトでもご紹介しているが、1時間200円程度で英会話レッスンが受けられる。

ネット英会話サービス

オンライン英会話で実力をつけたら、次のステップは「フィリピン英語留学」となる。フィリピンなら3週間10~15万円程度で留学できる。

フィリピンを選ぶメリットは価格だけではない。フィリピン人は同じアジア人であり非英語ネイティブだから、心理的にもハードルが低い。英語に自信のない人でも、やってみる気になるはずだ。

フィリピン留学を開拓した韓国

フィリピンへの語学留学に注目したのは、実は韓国だという。

国内市場が小さい韓国は、1997年のIMF危機もあり、グローバル化への急速な対応を強いられてきた。英語の学習意欲は日本以上に高いという。

日本と同じく英語を苦手とする民族だからこそ、英語を身に付ける工夫として「安・近・短のフィリピン留学」が開拓されたのだった。

日本はこれから急速な人口減少がはじまるので、国内経済の停滞は避けられない。韓国が経験してきたようなグローバル対応に迫られて、生き残るために英会話が必要となったら、フィリピン留学が脚光を浴びるかも知れない。

ある意味で予言の書

「英語留学」と聞いて、「大げさな手段」だと思った人もいることだろう。それは20世紀の感覚だ。留学先は米国で、費用も時間もかかる。そもそも日本で英語は必要ない。それが20世紀。

21世紀は、英語の必要性が高まる一方で、格安の英語環境が用意できる時代。近隣国への英語留学は手ごろな手段になりつつある。

ということで、本書のコンセプトは実に明快。「オンライン英会話」と「フィリピン語学留学」のガイドになっている。

この2つをガイドしている理由は、1対1で英語を話す環境としてコストパフォーマンスが高いからだ。

本書には、オンライン英会話の講師の選び方とか、語学学校の選び方といった有用な情報がある。本書を読んでおけば注意点を抑えることができるし、試してみたくなるはずだ。

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